エアコンと一緒に室外機もクリーニングしたほうがいいの?
2022/10/25
エアコンクリーニングでお客様のお家にお伺いすると、よく「室外機の掃除もしたほうがいいの?」と聞かれることがあります。
たしかに気になりますよね!?テレビCMやネットでエアコンクリーニングをしているところはよく見ますが、室外機の掃除をしているところはほとんど見かけることがありませんね。
Q.室外機の掃除もエアコンクリーニングと同様にプロに依頼した方がいいのか??
A.室外機の汚れ具合にもよりますが、ほとんどの場合はご自身で掃除する程度で問題ないです。
※ご自身でするのが嫌だという場合は業者にお願いしてください(^^)
室外機が汚れているとエアコンからの風も汚れているのか?
エアコンの室外機が汚れていると、「エアコンから出てくる風も汚れている」・「エアコンから出てくる風が臭い」などと尋ねられることがありますが、室外機が汚れているからといって、エアコンから出てくる風に影響はありません。
室外機とエアコンは直接風のやり取りが行われているわけではないです。室外機とエアコンは配管でつながっていますが、風ではなく冷媒ガスが通っているのです。
室外機が汚れているとデメリット
●電気料金が高くなる
室外機が汚れていると、熱の交換(熱交換器・アルミフィン)の働きが悪くなり、効率が下がるのでエアコンが「冷えにくい・暖まりにくい」という状態になります。これは室内のエアコンと同様で前面パネルを開けると熱交換器(アルミフィン)アルミの薄い板のような集合体があります。これが室外機の後ろ側一面・側面にもあります。
ここが汚れていると、効率が悪くなるのでいつも以上に電力が必要になるので電気料金が高くなってしまいます。
●エアコンの故障の原因になる
室外機が汚れているのに、掃除をせずに放っておくとエアコン(室外機)が故障する可能性があります。先ほども説明した通り、室外機の熱交換器(アルミフィン)が汚れで目詰まりしていると、本来の働きをすることができないので室外機に負荷がかかってしまいます。
その結果室外機やエアコンが故障することがあります。真夏や真冬のようにエアコンが必要な時期に故障してしまってはエアコンが使えなくてとても不便な思いをします。
故障すると修理代がかかりますし、年数の経過している場合は修理が出来ず買い替えなければいけないという可能性もあります。エアコンを長く使い余計な出費を抑えるためにも、適度に室外機の掃除もしましょう。
●異音や騒音、音がする
室外機からカラカラなどといういつもとは違う音がすることがあります。風などの影響で室外機の隙間から内部に葉っぱやゴミが入り、それが室外機内部のファン(プロペラ)にあたって音がします。
室外機からいつもと違う音がしたら、室外機正面の網のカバー部分から葉っぱやゴミなどが入り込んでいないか確認しましょう。もし、ゴミが入っていたらそれらを取り除きましょう。すると音はしなくなります。
葉っぱやゴミなどの異物が入っていないのに、音がする時があります。こういった場合はファンモーターの経年劣化や他の原因が考えられますので、エアコンメーカーか電気屋さんに一度見てもらいましょう。
室外機の掃除方法
ここでは室外機の掃除方法をご紹介したいと思います。
「エアコンクリーニングと一緒に室外機の掃除もするとセットでお得です!」というエアコンクリーニング業者の広告を見かけますが、わざわざ料金を支払ってまでエアコンクリーニング業者に室外機を掃除してもらう必要はないと思ってます。
室外機はエアコンと違いエアコンクリーニング業者に掃除してもらったところで、たいしてメリットはありません。今から紹介する方法で十分だと思います。
※但し、ご自身で室外機の掃除ができない方はエアコンクリーニングを依頼した時にでも、室外機の汚れ具合をチェックして頂き必要があれば室外機の掃除の依頼をしてください!
〇雑巾
〇ハケやブラシ
〇ホウキ
ホウキなどを使って、室外機についている蜘蛛の巣や葉っぱやゴミなどの除去をする。掃除しにくいからと、室外機を無理に動かしたりするとガスの配管がずれ・ガス漏れする可能性などがあるので、室外機を動かすときは慎重に必要以上動かさない。
〇雑巾
室外機まわのゴミを除去したら、次は雑巾を使って室外機を拭いていきます。雑巾で拭くのは室外機のカバー部分だけを拭きます。室外機の背面や横の部分(熱交換器部分)を雑巾で拭くと曲がってしまうことがあります。
水をかけて水洗いしても問題ありません。水をかける時は室外機の上からかけます。決して室外機の正面から水をかけて内部のモーター部分などに水がかからないようにする。
〇ハケやブラシ
ハケやブラシを使って、熱交換器(アルミフィン)の掃除をします。室外機の背面と横側に見えているアルミでできた部分です。