お風呂のお掃除方法|ご家庭でのお掃除の仕方

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お風呂のお掃除方法|ご家庭でのお掃除の仕方

2022/02/03

お風呂のお掃除

仕事や家事が終わり一日の疲れをとってくれるお風呂ですが、その癒しの場所であるお風呂も少しづつ汚れが付着してきます。

毎日、お風呂のお掃除をしていると何年たっても綺麗なお風呂を持続できますが、なかなか毎日お風呂のお掃除をするのも大変ですよね。

「いつか時間ができたらお風呂の掃除をしよう。」などと...思っているうちに気付けばお風呂の汚れが目立ってきて、市販のお風呂用の洗剤を使用して掃除しても思ったほど綺麗にならなかったという経験はございませんか??

 

プロのお掃除職人がそんな時に、試していただきたい【お風呂のお掃除方法】をお教えしたい思います!

 

勿論、ハウスクリーニング業者にお風呂のお掃除を依頼するとピカピカにしてくれるのですが、「お家に来てもらう時間もないし。。。」「業者に頼むとお金もかかるし。。。」と様々な理由もあると思いますので、先ずは今からお教えする方法をためしてみてください。

お風呂のカビ汚れの掃除方法

お風呂の汚れで気になるのがカビ汚れ。天井や壁面・床などに黒いカビが繫殖しだして、最初はポツポツ程度だったのにだんだんと広範囲に渡りカビが付着しているという経験は多くの方がされていると思います。

 

お風呂のお掃除は全ての汚れを同時に作業するのではなく、カビの除去から順番に行っていきましょう。(これはカビを除去する洗剤と後半で水垢を除去する洗剤が混ざると危険なので、一作業づつ終わらせていきます。)

 

黒カビや赤カビ

赤カビ(ピンク色の汚れ)は「ロドトルラ」という酵母で、これを放っておくと黒カビのなります。この赤カビの状態ではタオルやスポンジで擦ればわりと楽に綺麗になります。

厄介なのは黒カビですね。黒カビは同じ期間ついていたとしても、どこについていたかで除去できる難易度が変わります

 

壁や天井・浴槽のように表面がフラットでつるっとしているところなら、タオルや・スポンジで擦れば綺麗になることが多いです。しかし、浴室内のパッキン部分やゴムのような素材が使ってあるところについたカビは、素材そのものをカビで変色させてしまっている可能性があります。

 

こういった部分に付着したカビは、まず擦ってみて落ちなければカビ取りの漂白剤を使用して除去します。代表的なのがカビキラーですね。もしくは台所で使用するキッチンハイター・キッチンブリーチでも代替えで使用できます。

 

 

 

カビキラーのようなスプレータイプがあれば、それをカビのついているところに「シュシュ」とすればいいのですが、キッチンハイターやキッチンブリーチのようなボトルタイプしかなかった場合は。。。

 

バケツに10倍ぐらいの希釈液を作ります。(10倍希釈でもかなり匂いがきついのでマスク・手袋着用・換気を必ずしてくださいね。)

それをスポンジかブラシで塗っていきましょう。薄いカビなら数分もすれば薄くなってきます。変化がないようなら、もう少し希釈液を濃くして放置時間を長くする・希釈液を塗ったところにティッシュペーパーやサランラップで湿布するのも効果的です。

これは私がいつもお風呂のお掃除をする時につかっているものなんですが、【ガーデンスプレイヤー】というもので、この中に洗剤を入れて、上のレバーを上下に動かすとボトルの中に空気が圧縮されて、ハンドルを押すと洗剤がシューッと出るので、普通のスプレーで何回もハンドルを握るよりかは楽です(^^)

カランの白い汚れの掃除方法

ピカピカだったカランがこのように白くなっていませんか?この汚れは水垢と石鹼カスです。爪で擦ると取れるようであれば、石鹼カスです。シャンプーやボディーソープの残留です。この汚れは多少であれば、メラミンスポンジで擦れば落とすことができます。

 

汚れがついているときはメラミンスポンジで擦ると引っかかる感じがしますが、汚れが取れてくるとするするっという感じになります。しかし、汚れの層が厚いとメラミンスポンジで取るのは気が遠くなります。そういう時は、

このようなプラスチックのヘラを使って石鹼カスを削ります。しかし、お家にうまいことこんなプラスチックのヘラがあるお家は少ないと思うので、、、(笑)使わなくなったお店のポイントカードなどを使用して、石鹼カスを削り仕上げにメラミンスポンジで擦るという感じで作業します。

 

水垢

爪で擦っても取れず、カリカリっと引っかかる汚れや石のようなものになっているのは水垢です。これはけっこう厄介ですよ。「お風呂 水垢 除去」などで検索すると色んな記事で「クエン酸」を使用して綺麗にすると書いてありますが。

 

クエン酸で落ちるのは初期段階の水垢です。月日の経過した水垢を除去するにはやっぱり業務用の水垢除去剤が必要です。頑固な水垢であっても、何時間もクエン酸で湿布しておけば綺麗になるかもしれませんが気の遠くなる話です。

業務用の水垢除去剤を使用しているハウスクリーニング業者でも頑固な水垢には苦戦していますし、実際に完全には除去できないときもあります。

 

しかし、例え完全に除去できなくても今よりは綺麗にしたいと思っている人は多いはずです。そこで、多少リスクはありますが焦げ取スポンジというものを使います。

 

これはダイソーなどの100円ショップで買えるのですが、本来は鍋やフライパンなどの焦げ付きを取るものです。スポンジとスチールタワシが合体したようなもので、洗剤もよく含みますし頑固な汚れを取るのには適しています。

 

しかし、とても硬いので強くこすればすぐに傷がはいります。塗装面をこれで擦れば塗装が剝げますし、カランも強くこすれば傷がはいります。どうしても擦る時に力が入ってしまうのを抑えて、素材を傷つけないように汚れだけを撫でるようにカキトルのがポイントです。私も過去に力を入れすぎて傷つけた事があります。

気をつけていても、傷がつくときがあるので絶対に傷つけたくない人は使わないでくださいね。

お風呂の鏡の掃除方法

水あかや石鹼カスがつくと、だんだんと鏡がこのように白くなってきます。多少白くなっているようなら、これはナイロンたわしやメラミンスポンジに中性洗剤かお風呂用の洗剤をつけて擦れば綺麗になります。(鏡に曇り止めのコーティングが施工してある場合はコーティングが剝がれますので、事前に確認してからにしてください)

 

しかし、画像のように水垢のカタマリが魚の鱗のようになっていたら大変です。そのようになっていると、ハウスクリーニング業者なら水垢除去剤で水垢を除去するか・ダイヤモンドパッドというのを使って擦っていきます。

 

ダイヤモンドパッドは鏡の鱗をとる専用の研磨剤で、鏡に傷がつきにくくなっています。水をたっぷりかけながら鏡を擦ります。乾いた状態で擦ったり、力を入れすぎるとダイヤモンドパッドでも傷がついてしまい取り返しのつかないことになるので気を付けましょう。

 

業務用のダイヤモンドパッドは数千円しますので、「そんな高価なものはちょっと。。。」というときは一度100円ショップで買えるダイヤモンドパッドで試してみてください。100円なのでとても小さく広範囲を擦る時には大変ですし、すぐにヘタってしまうので一つでは足りませんがなかなか優秀です。

 

私も実際に使用したのですが、事前にナイロンタワシやメラミンスポンジでは取れなかった水垢も100円ショップのダイヤモンドパッドで擦ると綺麗にすることができました。少しでも楽に水垢を除去するためにダイヤモンドパッドで擦る前に、クエン酸をスプレーしとくかキッチンペーパーなどで湿布しておくと少しは水垢が柔らかくなります。

 

 

このように、鏡の下のキワ部分や上のキワ部分に水垢のカタマリが石のようになっていることありますよね。業務用の水垢除去剤なら「シュワシュー」と溶けていきますが、なかなかないと思いますので、、、

 

削ります!!ある程度カタマリになっているようなら、先に削れるだけ削った方が時間短縮できます。もちろん気を付けないと鏡を傷つけてしまうことになるのでくれぐれも様子を見ながら。。。

このようにマイナスドライバーのような鋭利な物を使います。マイナスドライバーを使うときでも、精密ドライバーのように幅も短く薄い方が水垢にひっかりかりやすくて使いやすいです。

そういった鋭利なものを使い水垢のカタマリだけをガリガリっと削ります。鏡や縁のステンレスに当たると傷がつくのでくれぐれも慎重に。

すると、このように水垢のカタマリだけを綺麗に除去することができました。これでも、薄く水垢が残るようなら仕上げにダイヤモンドパッドで擦るとより綺麗になります。

お風呂の天井・壁の掃除方法

お風呂の天井は微妙な高さが多いのですが、女性の方なら手を伸ばしても届かないという方も多いです。お風呂の中は主によく水やシャンプーなどがかかる腰から下あたりがよく汚れます。

 

腰から下部分はよく汚れているのに、天井部分は全く汚れていないというお風呂はよく見かけます。しかし、天井部分が綺麗であってもカビ菌が潜んでいるので天井部分も忘れずに掃除しましょう。天井部分を掃除するときにもしカビで黒くなっていても、カビキラーなどを直接スプレーするのは止めましょう。

 

なぜならば、直接スプレーすると天井から液がポタポタと垂れてきて体にかかってしまいます。皮膚に直接かかるのもよくないですし。綿の服を着ていたら服の色が抜けてしまいます。

 

天井の漂白・清掃をする時はスポンジやタオルカビキラーやハイターの薄めたものを染み込ませて拭き取るようにしましょう。多少の黒カビならメラミンスポンジで擦っても綺麗になります。【メラミンスポンジ優秀、あっちこっちで使えます(笑)】

 

特に、天井面と壁面のキワの部分のパッキン部分はよく黒カビで黒くなっていることが多いので、こういった部分には直接スプレーしたり・ティッシュペーパーなどで湿布して、しっかり除菌・漂白しましょう。

 

壁面も最初にカビ取り・漂白が終わりましたら、上から下までスポンジで擦りましょう。おそらく腰から下辺りから石鹼カスや皮脂がよくつくのでスポンジで擦っていると重たいような感じがします。もし普通のスポンジとお風呂用の洗剤で擦っても落ちにくいようでしたら、ここでもメラミンスポンジで擦ってみましょう。

 

汚れが残っている時は引っかかる感じがしますが、汚れが取れてくるとスーッとスポンジが通るようになります。

 

 

お風呂の浴槽の掃除方法

浴槽も普段お湯を溜めている位置までがよく汚れています。これも石鹼カスや人間の皮脂がほとんどです。浴槽部分もメラミンスポンジやスポンジを使用して全体を擦ります。メラミンスポンジでも取れないぐらいひつこい汚れなら、先ほど紹介した焦げ取りスポンジも試してみましょう。

 

注意・浴槽にコーティングが施工してあったり、色の濃い浴槽(黒色の浴槽など)はコーティングが剝がれたり傷が入った時に目立つので止めましょう

 

浴槽の上部分に水垢のカタマリが鱗のように出来ている浴槽もよく見かけます。これはメラミンスポンジでも恐らく取れないと思いますので、クエン酸で湿布して水垢を除去します。クエン酸で取れなければダイヤモンドパッドで擦るかヘラを使って削り落とすという方法もございます。くれぐれも力任せにするのではなく、水垢だけを取るように。

お風呂の排水口の掃除方法

排水口の掃除も忘れずに必ずしましょう。排水口のところにはヘアーキャッチャーという網目のお皿があり、髪の毛などが排水に流れていかないように止めておくお皿です。しかし、このヘアーキャッチャーの掃除をしないと網が髪の毛で網目が詰まってしまうので、お湯が流れにくくなりお風呂の床にお湯がたまってしまいます。

 

ヘアーキャッチャーを外した下の部分にも、浴槽側から流れた髪の毛がゴッソリ詰まっている時があるので、そこも見てみましょう。

外した部品はカビやヌメリで汚れていますので、先にシャワーで落ちる汚れを流してカビキラーをかけて置いておくか・桶やバケツの中に水を溜めそこに外した部品を入れて、キッチンハイターを入れてつけ置き漂白すると、カビの黒い汚れも落とすことができます。

 

つけ置き漂白した後は、シャワーでよくすすぎ残った汚れは使い古した歯ブラシや小さめのブラシで擦り洗いします。

お風呂の扉の掃除方法

扉の内側の掃除はお風呂の掃除をした時に一緒にするのですが、外側は忘れがちになってしまいます。しかし、内側よりも外側の方が汚れている事が多いのです。特に扉の下側がよく水が溜まるので、縁の所に水垢のカタマリができてしまったり・アクリル板の周りのパッキン部分がカビで黒くなっていることがあります。

 

パッキン部分はブラシで擦ってみて、汚れが取れればいいのですが月日が経っているとブラシで擦るだけでは取れません。そんな時はカビ取り剤(カビキラーやキッチンハイター)をかけて、流れていかないように上からティッシュペーパーなどで湿布します。そうすればカビ取り剤がよく浸透するので効果が期待できます。カビ取りが終わったら、たっぷりお水をかけるか・拭き取るなどしてカビ取り剤が残らないようにします。

 

次に扉下部の通気口の掃除です。ここは本当に見落としてしまう部分です。しゃがみ込んで覗いてみると分かりますが、ここはカビと水垢とホコリが混じって厄介なことになっています。隙間が狭くてブラシが入りにくいので、お風呂用の洗剤などをスプレーして少し汚れを柔らかくしたらシャワーの水圧で一気に流します。それでも汚れが残ったら、割り箸を突っ込んで汚れを取り除くという方法もあります。

京都お風呂掃除

お風呂のエプロン内部のお掃除

用意するもの
カビキラーかキッチンハイター・ブラシ(長めの柄の物)・スポンジ

お風呂の浴槽の前面にはエプロンというカバーがあります。このエプロンを外すと、浴槽のまわりと・壁の間が空洞になっています。隠れている部分なので、分かりませんがエプロン内部はとても汚れやすいです。湿度が高く、水も残りやすいのでカビやヌメリ汚れがついている部分です。

半年に一度は外してエプロン内部を掃除することをおすすめします。 長いことエプロン内部の掃除をしないと、悪臭がしたり、浴槽のお湯が流れにくくなったり、酷いときは虫が湧きます。

 

エプロンのない浴槽や・なかにはエプロンを外してはいけないのもあるので、説明書を確認してからにしましょう

 

ほとんどのタイプが、エプロンの下に指をひっかけて上にあげながら手前に引くと外れます。その他にもロックがしてあったりビスで止めてあるのもあります。

エプロンが外れましたら、シャワーを使って全体を流します。スポンジやブラシを使って水洗いで取れるだけ取っておきます。(奥の方は手が届きにくいので、柄の長いブラシがあれば便利です。)

いきなり漂白剤はかけません。先に水洗いで汚れを取れるだけ取って置いた方が後で使用する漂白剤の効果が高まります。スポンジやブラシで汚れを除去し終わったら、カビキラーやキッチンハイターなどの漂白剤を使って漂白していきます。今回はコンビニで買ったスプレータイプの漂白剤を使用しました。

このように、全体に占める割合スプレーしていきます。カビで黒くなっているところを主に。奥の壁側の方も見にくくて、手が届きにくいですがよく汚れているので手を伸ばしてスプレーしましょう。(塩素系の洗剤を使用するときは、臭いがきつく気分が悪くなられる方もいるので、必ずマスク着用で換気をしてください。素手で触るとかぶれる可能性もあるので、手袋をして出来ればゴーグルもしてください。)

 

その後、数十分放置して漂白します。カビが酷いときは三十分ほどおいておきます。漂白が終わったらシャワーを使って全体を流していきます。シャワーをしても残った汚れはスポンジとブラシをもう一度使って、擦って綺麗にしましょう。

お風呂の掃除まとめ

以上のように、漂白剤・ブラシ・メラミンスポンジ・焦げ取りスポンジががあれば、家庭用のお風呂用洗剤とスポンジだけのお掃除よりかは遥かに綺麗にすることができます。

プロのお掃除では、汚れの種類を把握して、その種類に応じて洗剤を変えて除去するという方法で綺麗にしますが、今回ご紹介したお家でのお風呂の掃除方法は物理的にキレにする方法なので少し邪道ではあります。

 

しかし、強引にせず適切に行えばプロに頼むことなくお金をかけずに綺麗にすることも可能です!参考にして頂けると幸いです(^^)

 

お風呂は

✅カビ

✅水垢

✅皮脂

✅石鹼カス

といった様々な汚れが混合するので、長いこと掃除していないと綺麗にするのが本当に大変です。一度お風呂の掃除が終わったら、これからもその綺麗な状態を維持するために、少し面倒ではありますが使い終わった後に水切りワイパーを使うか・タオルで濡れているところを拭きます。

 

これを習慣づけることによって何年たっても綺麗なお風呂を維持することができます。