エアコン室外機の掃除は必要なのか?
2019/05/22
室外機の掃除は必要なのか?
よくエアコンクリーニング業者のホームページを見ていると
『室外機もセットでお得』『室外機も一緒にクリーニング』
というようなエアコン室外機の掃除をすすめているようなのを見かけますが、はたして室外機の掃除も業者にしてもらった方がいいのか?どういう状態なら掃除した方がいいのか?
エアコンクリーニング業者が「室外機の分解清掃は必要です。」とホームページに書いてあると大半の方は「そうなんだ!」と思い言われるがまま「じゃあ、一緒に室外機もお願いします!」と結果的に追加料金が発生してしまいます。
しかし、実際にはほとんど室外機の掃除が必要のない時があります。それでもエアコンクリーニング業者が売上の為にすすめているケースが多いです。
でわ、どういうときに室外機の掃除が必要なのでしょうか?
室外機の掃除が必要な時
年間数百台のエアコンクリーニングをする中で、「ついでに室外機もみてください」「室外機の掃除した方がいいですか?」という事をよく言われますが、大半の場合は必要がありません。
✅室外機の後ろをみてください
室外機の背面部分を見ると、一面がアルミでできた集合体になっています。これは熱交換器と呼ばれる部分でとても大事な役割をしているところです。エアコン室内機と同様で、室外機の熱交換器も汚れているとエアコンの効率が悪くなります。
室外機は外に設置してあるものなのでどうしても汚れやすいですが、熱交換器が汚れていてもわざわざエアコンクリーニング業者にお金を払ってする必要はありません。
簡単にお家でできます。
後ろから見るとこのような感じですね。熱交換器がシルバー色で綺麗な状態です。特にホコリや汚れがついているような感じもありません。このような状態ならまだまだ掃除をしなくても大丈夫です。
しかし、先ほどとは違いこのようにホコリが詰まっているとエアコンの効率が悪くなるので掃除は必要です。
あまりこのようになっているのは見かけませんが、室外機周辺に草木があったり・車道の近くだったりと汚れやすい環境下にあるとこのように汚れます。
でわ、どのようにして室外機をそうじすればいいかと言いますと。
□掃除機で上下に吸い込む
掃除機の先につける専用のブラシをつけて、熱交換のホコリを上から下に吸い込む。
□ブラシで上から下に汚れをカキトル
ブラシを使って、熱交換器の汚れを上から下にかきおとす
□ホウキで上から下にはく
ホウキを使ってホコリをはらう
熱交換器はアルミの集合体(アルミフィン)が縦に並んでいるので、掃除するときは必ず上下作業で掃除します。アルミフィンは薄くて柔らかいので、左右にこすると曲がってしまいます。
というように色々掃除の仕方がありますが、結果的にホコリ・汚れが取れればOKです。プロのエアコンクリーニング業者は高圧洗浄機を使用して綺麗にしますが、そこまでしなくても室外機の掃除はこの方法でも十分です。
室外機が汚れていてもエアコンから出てくる風には関係ありません
○「室外機が汚れていたら、エアコンから汚れた風が出てくるの?」
エアコンの室外機が汚れているとエアコンから出てくる風も汚れた風が出てくるのですか?と聞かれることがあります。
【室外機の汚れとエアコンから出てくる風の汚れは関係ありません】
エアコンと室外機はパイプでつながっているので、室外機側からの風が室内にきているのかな?と思ってしまいますが、そうではありません。
冷房を使用している時、エアコンは室内の熱を外に出すことで室内の温度を下げています。
逆に暖房を使用している時は、室外機で熱をためてその熱をエアコン(室内機)の方に送って部屋の温度をあげています。というように、エアコンと室外機は直接風のやり取りが行われているわけではなく、熱のやり取りがおこなわれているので、室外機の汚れがエアコンから出てくることはありません。
エアコンから汚れた風が出てくるエアコンの汚れが原因です。